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BRAND
STORY
vol.
06

寝袋
SABBATICALのSLEEPING BAG

  • サバティカル
    ブランドストーリー
  • vol.
    00
    イントロダクション
    サバティカルの始まり
  • vol.
    01
    プロダクションノート
    デザイン哲学編
  • vol.
    02
    プロダクションノート
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  • vol.
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  • vol.
    06
    寝袋
    SABBATICALのSLEEPING BAG
  • vol.
    07
    ナンガ
    ナンガ本社工場に潜入
  • vol.
    08
    河田フェザー本社工場
    ダウンの源流を知る
BRAND STORY vol.6SLEEPING BAG

SABBATICALのSLEEPING BAG

NANGAとのコラボレーション

コラボレーションで生まれた寝袋
01
コラボレーションで生まれた寝袋

“なぜ寝袋だったのか”

“テント以外のラインナップを拡充させようとなったときに、なぜ寝袋だったのかというと、ひとつはキャンプシーンに選択肢が少なかったことがあります。寝袋は季節や環境に応じていくつかのモデルから選びたいものですが、そうしたラインナップを展開するブランドが国内では限られていました。一方、寝袋は最後に購入されるという傾向があります。まずはテントを買い、次いでテーブル、椅子などを揃えていき、寝具を買うのは最後の最後。価格も安くはありませんし、簡単に買い替える性格のモノでもない。だから安心感ある良質な製品を買って、長く使いたい。そう考えたときに、SABBATICALの寝袋の存在意義があると考えました。”

小杉 敬(SABBATICALプロダクトデザイナー)

「品質」「機能」「デザイン」「価格」のバランスの取れたプロダクツをお届けするというのが、SABBATICALのブランドコンセプトです。それに沿って、寝袋という新たなプロダクツの開発するに当たっては、2つの選択肢がありました。ひとつはゼロから自社開発すること、もうひとつは既存ブランドとのコラボレーションです。

イメージしたのは、高品質の羽毛を使用したダウンの寝袋です。そのため、まずは信頼できる羽毛を入手する必要がありました。寝袋は直接、身にまとう製品で、どちらかといえばアパレルに近い繊細さを持つプロダクトです。保温力や耐久性といった機能性はもちろん、羽毛という動物由来の素材ゆえの入手の特殊さもあります。

間違いのない高品質の羽毛をどう入手するか。加えて、品質を左右する生産体制や、適正価格とのバランスを考えたときに、自社開発よりもコラボレーションのほうがメリットは多く、安定した供給が可能と判断しました。また、お客様にとっても、寝袋を買う上での「安心感」は絶対に必要だと考えたのです。そうして、豊富な実績を持つナンガ社にコラボレーションを依頼しました。

キャンパー向けの快適な寝袋
02
キャンパー向けの快適な寝袋

“なぜ「Made by NANGA」だったのか”

“NANGAの寝袋は基本的に登山を想定してきたので、ミニマムな機能性と軽量性のバランスを追求しています。したがって快適性という点で、キャンパーの方には多少我慢をしてもらってきたといえます。そんな事情もあって、SABBATICALさんから「キャンパー向けの快適な寝袋を作りたい」という話をいただいたときには、次の世界が開けるというか、今までと違うジャンルに挑戦できる、という思いはありました。”

横田敬三(株式会社ナンガ常務取締役)

寝袋とアパレルを展開する羽毛製品のトップブランドとして豊富な実績を誇るNANGAは、国内に自社工場を持つファクトリーブランドです。日本のほとんどの羽毛製品が中国をはじめとするアジアに生産拠点を置いているのに対して、NANGAは唯一、国内の自社工場で寝袋の生産を続けています。

そうした利点を生かして、NANGAはこれまで数々のブランドや小売店とのコラボレーションを展開してきました。海外ではなく、自社で生産するからこそ、さまざまな注文に対してフレキシブルな生産体制を組むことができるのです。また、寝袋はコラボ製品も含めて基本的にアフターケア対象商品で、購入時期に関わらず修理対応してくれます。さらには羽毛の増量サービスや仕立て直し、クリーニングといったアフターケアが充実しているのも、国内自社工場ならではの強みとなっており、SABBATICALの寝袋も同様のサービスを受けることが可能です。

A&Fには「良いものを永く」という商品に関しての考え方があり、NANGAのプロダクトとユーザーへの考え方に共感しました。

NANGAとコラボレーションするもうひとつの大きな理由は、採用している羽毛の高い品質にあります。NANGAの羽毛製品には、(国内唯一の)羽毛専業メーカー「河田フェザー」で洗浄・回復加工された高品質な羽毛を採用しています。回収したばかりの水鳥の原毛には、目に見えないホコリやアカ、油脂などが付着しているため、そのまま使用すると機能の低下や、菌やダニ、悪臭が発生する原因になります。そこで、河田フェザーの工場内で、除塵と洗浄することではじめて、高品質の羽毛に生まれ変わります。良質の羽毛は、優れた精製技術によって支えられているのです。

ハードな環境を想定した山岳用の寝袋を国内自社工場で作ってきたという実績の積み重ねと強み、全アイテムに河田フェザー製羽毛を採用するという羽毛品質へのこだわり。そうしたNANGAのモノ作りの姿勢に我々A&Fが共感したことが、コラボレーションお願いするようになった大きな理由です。

キャンパー向けの快適な寝袋
03
キャンパー向けの快適な寝袋

“どんな寝袋をどう作ったのか”

“キャンプとはいえコンパクトになる寝袋が好みの方も少なくないでしょう。クルマに積んでも場所を取りませんしね。最近のキャンパーさんを見ても、必ずしも大型車だけではなく、小型のクルマでミニマムにキャンプを楽しんでいる方も多くいらっしゃる。そう考えると、いろいろな人たちが「このくらいがいいよね」と思ってもらえる「ザ・寝袋」は、マミー型ではないかと思います。あとはそこにどんな工夫を加えて、キャンプでも快適な寝袋にしていくか。まずはそこからでした。”

小杉 敬(SABBATICALプロダクトデザイナー)

寝袋には大きく分けて、封筒型とマミー型という2つのタイプがあります。封筒型は敷き布団と掛け布団をファスナーで一体化させたような形状で、自宅で寝るように手足を伸ばして眠れる反面、コンパクトにならないというデメリットがあります。一方、マミー型は体の形に沿ったパターンによりヒートロスが少なく、効率のいい保温性を発揮します。封筒型に比べると手足の動きの自由度は限られますが、軽量設計かつコンパクトに収納することができます。

登山用の寝袋はほぼ例外なくマミー型です。登山では軽さが正義ですから、ミニマムな造りで効率良く保温させようとするなら、できるだけ余分な空間を省いたタイトな寝袋がいいわけです。けれども、それをキャンプで使ったときに快適かといえば、決してそうではありません。クルマで道具を運搬できるキャンプでは、軽さよりも快適に睡眠を得られることを優先できます。

ベースとなったのは、まずはNANGAの代表作といえる「オーロラ」シリーズです。多孔質ポリウレタン防水コーティングを施した「オーロラテックス®️」を使って、寝袋としては世界で唯一、表地の防水透湿性を実現。ダウンは、高品質な760フィルパワーのスペイン産ホワイトダックダウン。これを夏期用から厳冬期対応まで、ダウン量の違いで使用温度表示が異なる5つのモデルです。

また、もっと軽やかなモデルが欲しいという方に対しては、しなやかで軽量な20デニールのナイロンタフタの表地に、650フィルパワーのスペイン産ホワイトダックダウンを詰めた「ダウンバッグ」シリーズを3モデル。いずれもレギュラーサイズに加えて、女性にもフィットしやすいショートサイズを用意しました。こちらは、キャンプだけでなく、ちょっとしたテント泊登山にも持って行ける軽量性とコンパクト性が持ち味です。

いずれもNANGAのモデルをベースに、体の動きを妨げないオリジナルなカッティングパターンを採用しました。カッティングパターン変更を伴うコラボレーション商品はNANGAでも珍しい事例で、特にゆとりを持ったのはボディと足元まわりです。寝袋のなかで簡単に寝返りが打てて、ギリギリあぐらをかいて座れること。寝袋に潜り込んでも窮屈感はなく、たとえば寝袋に入ったまま読書をしたりコーヒーを飲んだりできるサイズ感です。

また、SABBATICALのオリジナルとして、連結可能な2個の寝袋をセットで販売する「カップラー」があります。これは左右の寝袋をファスナーで連結することにより、大人二人と小さなお子様を間に入れて3人で使用することができるというユニークなアイテム。1個ずつ購入するより、価格的にもお求めやすく設定されています。

また、収納バッグも若干ゆとりのあるサイズ感へとアップし、底部にメッシュパネルを採用することで、収納時に素直に空気が抜けやすく、収納が素早く簡単にできるようになっています。また、保管用に通気性の良いメッシュストレージバッグを付属し、ひとめでダウン量の違いがわかるようなカラーテープを取り付けているのもSABBATICALオリジナルの工夫です。

  • BRAND STORY vol.05タープ
    機能美が際立つタープ4モデル
  • BRAND STORY vol.07ナンガ
    ナンガ本社工場に潜入
  • BRAND STORY TOPブランドストーリー トップ

  • TEXT:CHIKARA TERAKURA
  • PHOTO:SHOTA KIKUCHI

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